イミューン・チェックポイント/ 免疫チェックポイント。
例)PD-1とPD-L1:免疫システムで重要な役割を果たすタンパク質。特にT細胞の機能を調節する「免疫チェックポイント」に関与。
● PD-1(Programmed Cell Death-1);T細胞の表面に存在する免疫抑制分子の一つ。主にT細胞の活動を抑制する。PD-1は過剰な免疫応答を防ぎ、免疫系のバランスを保つ。
● PD-L1(Programmed Death-Ligand 1);PD-1に結合するリガンド(結合相手)で、主にがん細胞や正常な細胞に発現。T細胞上のPD-1と結合すると、T細胞の活動が抑制され、攻撃が止まる。
➡がん細胞:表面にPD-L1を発現させ、T細胞上のPD-1と結合➡T細胞の攻撃を抑制する(ブレーキをかける)➡免疫を回避し、体内で生存し続ける。
●免疫チェックポイント阻害薬;PD-1とPD-L1の結合をブロック。T細胞が再び活性化され、がん細胞を攻撃できるようになる。
・PD-1阻害剤:ニボルマブ(オプジーボ)、ペンブロリズマブ(キイトルーダ)
・PD-L1阻害剤:アテゾリズマブ(テセントリク)、デュルバルマブ(イミフィンジ)
Immune checkpoint
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