【10/2開催】錠剤の品質管理を、もっと速く、もっと深く。NIR-SRSによるAPI定量を学ぶ実機セミナー

             

セミナー情報

錠剤の品質を、より速く、より詳しく捉えるには?

NIR-SRSによるAPI定量を学ぶ、実機セミナーを開催

医薬品の製剤開発や製造では、API(有効成分)の含量や含量均一性など、錠剤の品質を正確に把握することが欠かせません。

一方で、分析に時間がかかる、測定できるサンプル数に限りがある、試験のために錠剤を破壊する必要があるなど、日々の品質評価に課題を感じる場面もあるのではないでしょうか。

もし、錠剤を壊すことなく、全数のAPI含量データを短時間で取得できたら。

今回、株式会社ミューチュアルとPharma Technology社が開催するセミナーでは、NIR-SRSとFT-NIRによるAPI定量性能の比較を中心に、近赤外分析を製剤開発や品質管理、製造プロセスへどのように活用できるのかを紹介します。

午後にはPharma Technology社「CUB-X」の実機デモを予定しています。技術解説に加え、実際の操作や運用方法まで確認できるセミナーです。

錠剤の品質評価、こんな課題はありませんか?

製剤研究や品質管理、生産技術に携わる方にとって、錠剤の品質評価は日常的な業務の一つです。

しかし、品質をきちんと確認しようとすると、

  • 分析結果が出るまでに時間がかかる
  • 測定できるサンプル数が限られる
  • 破壊試験では測定後の錠剤を再利用できない
  • より多くのデータを取りたくても、分析工数が増えてしまう
  • 取得したデータを製造条件の改善に十分活用できていない

といった課題が出てくることがあります。

こうした課題に対する一つの選択肢が、PAT(Process Analytical Technology:工程解析技術)です。

PATでは、完成した製品を最後に検査するだけではなく、製造プロセスから品質に関するデータを取得し、その情報を工程の理解や管理に役立てていきます。

「品質を確認する」だけでなく、「品質がどのようにつくられているのかを理解する」という考え方です。

近赤外分析を、API定量にどう活用するのか

今回のセミナーのテーマは、

医薬品錠剤の品質管理を革新する近赤外分析技術~NIR-SRSによるAPI定量性能比較とケーススタディ~

本セミナーのポイントは、2つの近赤外分析技術を比較しながら学べることです。

一つは、広く利用されているFT-NIR(フーリエ変換近赤外分光法)です。

もう一つは、Pharma Technology社のCUB-Xに採用されているNIR-SRS(Near-Infrared Spatially Resolved Spectroscopy:近赤外空間分解分光法)です。

NIR-SRSでは、錠剤の複数位置から近赤外スペクトルを取得し、ケモメトリクスモデルを用いてAPIの含有率や水分量などを予測します。Pharma Technology社は、単一点のNIR反射法と比べて、より広い錠剤表面と深部から情報を取得できる点をNIR-SRSの特徴として挙げています。

ただし、「NIR-SRSとFT-NIRのどちらが優れているか」という単純な話ではありません。

実際に導入を考える際には、

  • 測定精度はどう違うのか。
  • 測定にどのくらい時間がかかるのか。
  • 前処理やモデル作成には何が必要なのか。
  • 実際の製剤ではどのような結果になるのか。

といった点を、自社の目的に合わせて確認する必要があります。

今回のセミナーでは、まさにこうした疑問に対して、API定量性能の比較やケーススタディを通して確認できることが大きなポイントです。

測定が速い、その先にあるもの

近赤外分析というと、測定スピードに目が向きがちです。

しかし大切なのは、取得したデータを何に使うのかです。

例えば製剤開発であれば、

「処方を変えると、錠剤品質はどう変わるのか」

「打錠条件とAPI含量にはどのような関係があるのか」

といったことを、より多くのデータから確認できる可能性があります。

生産技術や品質管理であれば、

「製造工程は安定しているのか」

「工程中に品質の変化が起きていないか」

を、より早く把握するための情報として利用できます。

つまり、分析の目的を「結果を出すこと」から「次の判断につなげること」へ広げていくのがPATの考え方です。

CUB-Xを実際に見て、操作まで確認

今回のセミナーでは、午前中の技術プレゼンテーションに加えて、午後にCUB-Xの実機セッションが予定されています。

午前|技術プレゼンテーション

  • 株式会社ミューチュアルの会社紹介
  • Pharma Technology社の紹介
  • CUB-Xおよび検査技術の紹介
  • NIR-SRSとFT-NIRによるAPI定量性能比較
  • プロセス開発自動化への取り組み

午後|実機セッション

  • 前処理とモデル作成
  • CUB-X実機デモンストレーション
  • レシピ作成デモンストレーション

装置選定では、カタログの仕様だけでは判断しにくい点も少なくありません。

「錠剤をどのようにセットするのか」

「測定条件はどう設定するのか」

「測定結果はどのように確認するのか」

といった実際の使い方まで確認できることは、今回のセミナーならではのポイントです。

CUB-Xとは?

Pharma Technology CUB-X

CUB-Xは、Pharma Technology社が開発した、経口固形製剤(OSD)向けのNIR錠剤全数検査システムです。

研究開発での製品・プロセス開発から、製造工程におけるIPC(In-Process Control:工程内管理)まで、幅広い用途を想定して設計されています。

NIR-SRSによる非破壊測定では、APIの含有率や水分量を最大20,000錠/時で測定できます。

また、内蔵する4P Testerでは、サンプリングした錠剤について、

質量・厚さ・径/長さ・硬度

最大400錠/時で測定します。

ここで重要なのは、最大20,000錠/時ですべての品質項目を測定するわけではない点です。

NIR-SRSによるAPI含有率・水分などの測定と、4P Testerによる物性測定を組み合わせることで、錠剤品質を多面的に評価する仕組みになっています。

4Pテスターにて取得したデータは打錠機へフィードバックし、錠剤重量、打錠圧制御に使用できます。

さらにメーカーでは、研究開発、パイロット、技術移管、商用製造までスケールアップさせて使用できることや、取得したデータをリアルタイムの判断に活用することをCUB-Xの特徴として挙げています。

こんな方におすすめのセミナーです

今回のセミナーは、特に次のような方におすすめです。

担当分野 こんな課題をお持ちの方
製剤研究・処方開発 処方や製造条件と錠剤品質の関係を、より詳しく把握したい
分析研究 NIRを使ったAPI定量やケモメトリクスに興味がある
品質管理 非破壊分析や分析業務の効率化を検討している
生産技術・製造技術 PATを利用した工程管理やプロセス理解を進めたい
自動化・DX 分析データを製造工程や品質管理に活用したい
特に、「PAT(NIR)に興味はあるものの、実際の装置や運用を見たことがない」という方にとって、技術説明と実機の両方を一度に確認できる機会です。

Pharma Technology社について

Pharma Technology社は、ベルギーに本社を置く、経口固形製剤(OSD)分野の装置メーカーです。

1993年から、錠剤・カプセルの除粉、研磨、金属検出、IPCなど、医薬品製造に関連する装置を開発してきました。

現在はPAT分野にも取り組んでおり、重量、含量均一性、厚さ、空隙率、径、硬度など、錠剤のさまざまな品質特性を測定するソリューションを展開しています。

CUB-Xもその一つで、単なる検査装置ではなく、研究開発から製造まで品質データを活用するためのプラットフォームとして位置付けられています。

株式会社ミューチュアルについて

株式会社ミューチュアルは、医薬品・化粧品・食品分野を中心に、製造設備や検査・包装関連装置を提供している企業です。

1949年に設立され、現在は

エンジニアリング機能
製造機能
商社機能
メンテナンス機能

の4つを組み合わせ、生産設備の提案から設計、据付、試運転、バリデーション、導入後のメンテナンスまで幅広くサポートしています。

海外メーカーの装置を紹介するだけでなく、国内の技術センターではデモ運転や各種テストにも対応しています。今回の会場となる東京技術センターも、実際の装置を確認できる技術拠点の一つです。

海外製装置を導入する際には、製品性能だけでなく、導入時の技術支援や保守体制も重要です。

そうした点まで国内で相談できることが、ミューチュアルの特徴です。

開催概要

セミナー名 医薬品錠剤の品質管理を革新する近赤外分析技術~NIR-SRSによるAPI定量性能比較とケーススタディ~
開催日 2026年10月2日(金)
時間 10:00~16:00受付開始 9:30
開催形式 会場参加Microsoft Teamsによるオンライン配信も可
会場 株式会社ミューチュアル 東京技術センター〒343-0822埼玉県越谷市西方3129-1
参加費 無料
申込期限 2026年9月24日

※プログラム内容や進行順は、当日の進行状況によって変更される場合があります。

参加申し込みはQRコードからお願いします。

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装置を選ぶ前に、「どんなデータが必要か」を考えてみませんか?

PATを検討するとき、最初に考えたいのは装置のスペックだけではありません。

今の製剤開発や品質管理で、どこに時間がかかっているのか。

どの品質情報を、もっと早く知りたいのか。

そのデータが増えると、どんな判断がしやすくなるのか。

まずは、自社の課題を整理することが重要です。

今回のセミナーでは、NIR-SRSとFT-NIRのAPI定量性能を比較しながら、前処理、モデル作成、プロセス開発、そしてCUB-Xの実際の操作まで確認できます。

近赤外分析を「測定のための技術」として見るだけでなく、そこで得られるデータを製剤開発や製造にどう生かすのか。

今後の錠剤品質管理を考える機会として、ぜひご参加ください。